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2020年7月1日 第1号
こんにちは、ほぼ日の菅野(すがの)と申します。このたびみなさまに、ほぼ日からのお知らせをお送りする担当となりました。いままでとは雰囲気のちがうメールが届き、驚いた方もいらっしゃると思います。
新型コロナウイルスによる移動自粛が緩和され、ほぼ日で活動する私たちもなんとか日常を取り戻そうとしています。この変化ある日々、みなさまはどのように送ってこられたでしょうか。この期間を経たいま、毎日の「ほぼ日」で出会う以外に、みなさまともうすこしつながりを多くすることはできないかと思い、週刊のメールマガジン形式でおたよりをお送りすることにしました。
第1号となる今回からいくつかの記事をお届けしていきます。創刊を記念したプレゼントや割引企画もあります。みなさまの元気のもとになるようなメールマガジンになっていければうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。もしご希望でない場合は、このメールの最後の「配信解除について」をごらんください。

それでは「ほぼ日通信WEEKLY」第1号、はじめます!
ここだけのお話
ほぼ日通信WEEKLYだけの読みものです。
糸井重里へインタビュー
これから、どこへ向かいますか?
vol.1
創刊1号の読みものとして「ほぼ日」の代表である糸井重里に話を訊くことにしました。糸井がこの春を経て何を考えたのか、そして今後のほぼ日はどこへ向かうのか、率直に訊いてみました。



――:
いま、新型コロナウイルスの影響から、社会が少しかたちを変えようとしているように感じます。「ほぼ日」は6月で創刊22周年を迎えましたが、これからの「ほぼ日」が進む道のりについて、どのように考えていますか?  

糸井:
ずーっと「同じなんだよなぁ」と思うことが、ぼくにはあります。
「ほぼ日」はWEBページというかたちを取っていますよね? それはメディアの一種です。プラットフォームというものは、つまり、インターネットもテレビもそうですが、すべて仕組みのことなんです。ぼくたちは仕組みを目の前にすると「そこには夢がある」と思い込みがちですね。
たとえば「テレビというものができたら、世の中変わっちゃうぞ」とかね? たしかに変わるけれども、それは車にとっての道のようなもので、ぼくたちがどんな車に乗りたいか、どこに行きたいか、ということには、じつはそれほど関係がありません。

仕組みをあまりもてはやさないようにしよう、仕組みそのものに惚れこまないようにしよう、と、つねに思ってきました。
「ほぼ日」は、いまもむかしもずっとホームページです。1998年に開設してしばらく経つと、ホームページからブログの時代になりました。当時はいろんな人から「なぜブログにしないんですか?」というアドバイスを受けましたが、いまはブログからSNSの時代に移りましたね。そうやって道具は変わっていきます。しかし、そこに「載るもの」は道具にはあまり関わりません。

ぼくたちが使う道具は、でっかい網かもしれないし、糸電話かもしれません。いっぺんに大勢の人びとに伝えることができるものかもしれないし、少なくひっそりと伝えるものかもしれません。この、あたらしくはじめるメールマガジンもそうでしょう。「お皿部分」はなんでもいいんです。
そこで、あなたは、私は、何を言いますか? 
「もしもし」と言うのか? 
「おまえが好きだ」と言うのか? 
「ラーメン食べたい」と言うのか?  
「ラーメンにちょっと胡椒ふるとおいしいよね」って言うのか(笑)?
けっきょく我々「人」が、そこで何を思ったか。仕組みの上に載っかっているものがいちばん大事なのです。

忠臣蔵の歌舞伎も、紙切れに書いた「I LOVE YOU」も、すべてが同じ「コンテンツ」です。人が考えた「跡」が、すべての物語、すべての表現に入っています。人がおもしろがるもの、自分が興味があるもの、すべてそこです。「ほぼ日」は22年前から変わらず、そこのところをいつでも得意でありたいと思っています。
ウイルスの影響で不便になったり、リモートワークや時差通勤が快適だったり、いろんなことがあります。けれども、そこで自分たちが何を話してどう思ったのか? どのような状況にあっても、そこが大切です。

(糸井へのインタビュー、次週につづきます。次週はほぼ日の本社とセットになって神田に大移動する「ほぼ日の学校」について。そうなんです、ほぼ日は神田に引っ越します。どうぞ次の記事におすすみください)
ホットニュース
ほぼ日は、神田に引っ越します。
現在、株式会社ほぼ日の本拠地は東京の青山です。2016年の正月にいまの場所に引っ越してきましたが、次の場所に羽ばたくことになりました。 
場所は神田です。ここ3回の引っ越しはすべて「青山→青山→青山」だったのに、急に神田です。最寄り駅は神保町。環境ががらりと変わります。おいしいものがいっぱいありそうですし、とにかく本がたくさん読めそうです。いろんな方々が立ち寄ってくださる気がします。ほぼ日の学校も神田に行きますので、みなさまとも神田でお会いできる機会があるかもしれません。
引っ越し時期は、たぶん秋あたりでしょうか。それまですこしずつ、引越し先の神田について調べていきたいと思います。
神田のおいしいお店、おすすめの立ち寄りスポットなど、ご存知でしたらメールでお教えいただければうれしいです。
件名:「ほぼ日通信WEEKLY 神田のおすすめ」
宛先:postman@1101.com

投稿する
※いただいた情報、メールは、ほぼ日通信WEEKLY、またはほぼ日刊イトイ新聞でご紹介することがあります。ハンドルネームをお書き添えください。
最近の「今日のダーリン」をご紹介
糸井重里が書くほぼ日目次ページのエッセイです。
人の、愛したい愛されたいという気持ちについて、こころの深いところで、しみじみ考えてしまった。

たまたまNHK教育テレビを見ていた。そこで、長女たちだけ集まった座談会というのがあって、小学生で、妹や弟のいる長女たちが、長女ならではほんとの気持ちを語る。

ひとりの女の子がこんな「提案」をする。
「週に一度くらい、おかあさんとふたりだけで、買いものとかに出かけたい」。おかあさんとふたりだけになりたいのだそうだ。
別の子は、「寝るとき、おかあさん、ときどきは、こっちを向いて寝てほしい」と言う。いつも弟や妹のほうを向いているのが、さみしい。だから、おかあさんの手をぎゅっとしているのだけれど、眠りにつく前に、手を離されてしまうと悲しいと言う。
どちらの子も、さみしそうな表情をしていない。街で出会ったら、幸せそうに見える子だと思う。

長女は、こんなふうな気持ちなんだということを、たいていの人は、知識として知っている。弟や妹ができてからさみしい思いをするものだと。
しかし、「もっとさみしい」のだと、ぼくは知った。番組に出ていた子どもは、それなりに、もうすっかりお姉さんらしい年齢だったから、こんなに甘えたいというか、愛されたいと思っているとは想像していなかった。

ただ、彼女たちは、その気持をことばで言えている。これについては、恵まれているんだろうなぁと思った。
比べるというわけでもないけれど、子どものころのぼくには、それはできなかった。「もっと愛されたい」と、いちおう言えるということは、いちおう言える分だけ、すでに愛されているのだと思う。
ぼくは、愛されたいとか甘えたいとか、子どもがそう思ってもいいものだとは、知らなかった。だから、たぶん、がまんしているとも思わなかった。そういう人も、それなりにいるのだろうな。人は、想像以上に、愛し愛されたがる生きものなんだな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
子どもは、ものすごくたくさんのことを教えてくれるなぁ。

―2020.06.21.「今日のダーリン」より―
糸井重里のひとことあとがき
「想像以上に、愛し愛されたがる生きものなんだ」というようなことを書くときには、じぶんのことを混ぜて考えてると思うんです。ここから、じぶんに寄せていくと歌になるし、ある距離感でこらえると「今日のダーリン」になるんだろうな、と思います。(糸井重里)

今日の「今日のダーリン」もぜひごらんください、
※糸井重里の書く「今日のダーリン」は、ほぼ日刊イトイ新聞で毎日更新しています。
いまのほぼ日
最近のほぼ日、どうなってる?
いまのほぼ日、おすすめの記事
最近の「ほぼ日刊イトイ新聞」よみごたえあり!

大人になったコペル君。
2019年に47歳で亡くなった投資家の瀧本哲史さんをご存知ですか? 瀧本さんの新刊の編集を担当した柿内芳文さんとライターの古賀史健さんが話します。瀧本さんは住所を人に教えなかった、という意外な入口からおしゃべりがはじまりますよ。瀧本さんが描いた未来にいまは到達しているのだろうか。全5回です。
ほぼ日のページへ
考えをあらためるということ。
東京大学薬学部教授の池谷裕二先生にお話をうかがいました。このたびの新型コロナウイルスは人類にとってはじめての経験となったことがいくつかあると池谷さんは語ります。だから間違った情報や勘違いが横行するのはしかたがない。そんなとき必要なのは「ひと呼吸」と「偏見を持つこと」?!  現在連載中。
ほぼ日のページへ
見逃せないよ
ほぼ日通信WEEKLYだけの特典
今週は手帳のプレゼントとカルチャんの割引!
組員のおすすめグッズ
ほぼ日のスタッフが本気で使いこんでいる商品をプレゼント。

ほぼ日手帳
avec分冊版(7月はじまり)
推薦人:
スガノ菅野

「ほぼ日手帳」をお使いになったことはありますか? 私はいま「スケジュール用」(weeks)「日記用」(オリジナル)「仕事の議事録用」(カズン)「ひとことメモ用」(5年手帳)の4冊を使っています。なかでももっともおすすめなのは、やっぱり文庫本サイズ1日1ページの「オリジナル」です。書きやすくてなんにでも使えるサイズです。ちょうど7月からスタートできる分冊版avecがありますので、この機会にためしてみませんか? すでに「ほぼ日手帳」をお使いの方もぜひプレゼントに応募して、どなたかにさしあげるか、2冊めの手帳にどうぞ!

ほぼ日手帳オリジナルavec分冊版について
ほぼ日手帳オリジナルavec分冊版
(7月はじまり)をプレゼントいたします。
3ほぼ日通信WEEKLY創刊を記念して、ご応募いただいた方のなかから抽選で200名さまに「ほぼ日手帳オリジナルavec分冊版(7月はじまり・月曜はじまり)」をプレゼントいたします。
件名:「ほぼ日通信WEEKLYプレゼント」
メール本文:空欄でOKです

宛先:present@1101.com
〆切:2020年7月6日(月)23:59

応募はこちらから
※当選された方には、ほぼ日からメールでご連絡します。応募時に住所氏名を記入する必要はありません。当選者の発表、落選のご連絡はいたしません。
合言葉で20%オフ!
渋谷PARCO「ほぼ日カルチャん」で実施します。
ほぼ日のリアルストアがある東京や京都のTOBICHI、渋谷PARCO4階「ほぼ日カルチャん」8階「ほぼ日曜日」も、自粛期間があけて通常営業に戻りつつあります。またお買いものができる日々が来てとてもうれしいです。
ほぼ日通信WEEKLY創刊記念として、2020年7月7日までの期間、渋谷PARCO4階の「ほぼ日カルチャん」で、ほぼ日グッズの期間限定割引販売をいたします。レジで下記の「合言葉」の画面をお見せください。ほぼ日グッズに限り20%引で販売します。
ほぼ日カルチャんについて
※「ほぼ日グッズ」とは、ほぼ日が企画販売するオリジナルの商品です。ほぼ日以外のアートギャラリーの商品などは含まれません。該当商品は「ほぼ日カルチャん」のスタッフに、どうぞ遠慮なくおたずねください。

今回の合言葉は‥‥「あまのがわ」です。「ほぼ日カルチャん」のレジで下の文字をスタッフにご提示ください。ご利用は2020年7月7日(火)まで。この機会にぜひ渋谷PARCOにお出かけください。
あまのがわ
それでは、みなさま。
次号もまた、水曜日に配信する予定です。どうぞたのしい1週間をおすごしください。
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